はじめての撮影

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クレイジー「おぉう」 階段を上がるとそこは神秘的な空間になっていて、部屋の主が眠り込んでいた。 クレイジー「…屋根裏をどう改造すればこうなるんだ。非科学的だな」 ユキト「あんさんらが言うたらあかんて、それ」 魔法使いが言ってはいけないセリフですやん、と笑うユキト。 ルー「…声、大きくないか?」 カメラから一旦視線を外し、ルーウェインが問い掛ける。 あ、と慌てて口に手を当てるユキト。しかしクレイジーは、 クレイジー「あー…やっぱ気にしなくていいわ」 ルー「何故だ?」 クレイジー「…いざとなったら編集。大変になるの作者の方だから気にしない」 ユキト「酷い人やなぁ」 とか言いつつ、声を普通の大きさに戻すユキト。こいつも大概だと思われる。 ルー「………」 二人の言動に呆れたような雰囲気を見せていたルーウェインが、再びカメラに視線を戻した。 いつの間にか部屋の主が起きている。ちゃんと撮れているのか、と不安にならなくもないが、クレイジー達に 『極力カメラに触るな』 『叩いたらあきませんよ』『変なスイッチおさなければ大丈夫ですから』 と言われているため、このまま放置する方針らしい。 「お前は今まで食ったパ☆ンの枚数を覚えているか?」 「…に…2953枚…」 出演者達の会話。それを聞いて、ルーウェインとユキトがクレイジーを見る。 ルー「何故パンの枚数を聞く?」 ユキト「なんや意味あるんですか?」 クレイジー「俺に聞くな」 即答。仕方ないと部屋に視線を移し… ユキト「あ、これ編集せなあかんやつや。二人が生徒会長さんにぼこられとる」 クレイジー「暴力シーンはカットした方がいいかな?」 ユキト「…多分、一応?」 こうして、生徒2名が軽くボコられるシーンはカットされました←
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