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バックヤードに入るや否や、
店長は、ツカツカと、
一人の男に向かって、
歩を進める!!
バックヤードに緊張感が、
ピリリと、
走る!!
「さっきは何故、
すぐに返事をして、
対応しなかったのかね？
如月クン！」
アルバイトの如月クンの斜め後ろから、
低い声で店長は語りかける!!
「は……はいっ!!
すみません、
気づいたら、
もう、店長が、
対応されていて……。」
「お客様は、
お金様だ!!
気持ちよく沢山支払いたくさせるにはを
常に考えて行動しろ！
キミならどうしてもらうと、
嬉しくなって支払いたくなるか？」
「お金様……にですか？」
「お客様はお金様だ!!」
如月は、
ゴクリとつばを飲んだ！
「呼んだらすぐに対応してくれる……。」
「そうだな!!
お客様は、
心地よく過ごせれば、
しょっちゅう来店する常連さんになる!!
常連さんが増えたら、
店の売上は、
安泰だ!!」
「はい！」
さすが元営業マン！
粗利(あらり)を毎日チェックしているだけある!!
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