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「晴海牛乳とか子供かよお」
ニヤリと笑って政宗が言うと、晴海は拗ねてそっぽを向く。
「まだ身長伸びるの諦めてないんだからね」
「お前はそのままの方がいいな・・・。抱きごこ・・・」
思わずいいかけた言葉を飲み込む。
「抱きごこ・・・?」
「なんでもねーよ!」
「変なこと言わないでよね」
お前がかわいいのが悪いんだよ。
心のなかで呟き、政宗はコーヒーを一口。
「晴海って頭いいんだろ?今日なんか読んだりしないのか?」
「なんかって?」
「ほら、新入生誓いの言葉みたいなやつ?」
「やっぱり中等部からの生徒が読むんじゃないの?入試試験無いし」
「そうだよなー。そうじゃないと俺みたいなの高校行けなさそうだし」
「それは自分で言ったらダメだよ」
晴海が脱力して言うと、にかっと政宗が笑う。
「飯食ったら行くぞ-」
政宗が晴海の鞄も持って立ち上がる。
「う、うん。でも鞄返して・・・」
残りの朝食を流し込むように食べ、晴海は政宗の後を追いかけて校舎へと入っていった。
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