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モンスターが多く生息する森の奥地に大声を上げながら爆走する男と一匹の龍がいる
「むりむりむりむり!こっちへ来るなよ!」
「ゴグガァァァァァ!」
どうやら男は龍から逃げているらしい
「なぜこんなことに!」
時は二日前に遡る
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ひとりの男の夢に女が出てきた、否、女と言うには背中にある翼がそれを否定する
見た目は俗に言う天使のような姿
その女は男に言った
「あなたは神に選ばれました、夢から冷めたら勇者として魔王を倒して来なさい」
「は?」
呆気に取られた男からは間抜けな声が出る
「神に選ばれたので勇者になりなさい、これは決定事項です」
「まじ?え、俺ただの村人だよ!?」
「本当です、それと安心してくださいすこし神から力が与えられます、欲しい力はありますか?」
どうせ夢だと思っている男は適当に答える
「え、じゃあ俺の気分次第で自分の腕を増やせそして何処からでも……例えば土とか空中からでも出せるようにしかもサイズは自由に変更できるようにしてよ(これがあれば痴漢し放題だぜ!ふへへへ)」
下心満載である
「わかりました、しかしその腕の痛覚、感覚はあなたに行きますが構いませんね?」
「おなしゃす!」
「元が弱すぎたのですこし身体能力を上げておきました。
それでは明日起きたら国王辺りからあなたに使いのものが来ると思うのでそしたら魔王を倒す旅に出なさい」
「うぃーす!」
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