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「…!」
集中して、全身を霧に変えて行く。
そしてそのまま、辺り一帯を魔力の許す限り消し尽くす。
「…はぁ…はぁ…。」
全体の9割ぐらいの魔力を使ったら、元の体に戻る。
「…神凪…!」
神凪は安全な場所に隠れているから、大声で呼ぶ。
「終わったか…うん。近くに霧の反応は無いな、クエスト完了だ。」
「…そう、帰る。」
「…ああ…。」
少しぼーっとした感じで神凪が返事をする。
「…。」
さっきまで、家がたくさんあった。
今は見渡す限り何も無い。
…神凪の前の、私のパートナーをしていた人がこれを見て「ブロック崩しみたいだ」って言ってたっけ。…それが何かは知らないけど。
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