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指は諦めてティッシュで拭いて、そのあとで瞼にキスを優しく落としてくれた。
「で、まひろの希望は却下したわけだけど。どうする?続けるか?それとも今日はもうやめるか?」
え……やめるっていう選択肢があるの?
希望を却下されたとしても、未来の邪魔だって言われても、幸せの略奪者だとしても、私は………。
「主任は………平気なんですか」
私をこんな姿にしておいて。
下着着ているから大事な部分は隠れてるけど、肌を露わにしてベッドに横たわっているというのに……。
「バカ野郎……。平気な訳ないだろ?俺が今どんだけ理性を総動員させてると思ってるんだ」
すっごく低い声で唸るように呟く主任。
「はやくその邪魔な下着を剥ぎ取って、まひろを裸にしたいって思ってる」
あ、主任の本音スイッチ………入れちゃったかも。
"剥ぎ取る"……。
「あの……優しく剥ぎ取ってくださいね、主任」
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