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「なにしちゃってくれてるんですかっ!」
「まあまあ」
センパイは私の両肩をぽんぽん叩いて、
「案外こういう訳わかんないのって、楽しいかもしれないぞ」
んな、無責任な。こっちは個人情報持ってかれてるんですけど。
けど、まあ。ちょっとくらいならしてみるのも良いかもしれない。
と、私はすぐ前向きに考え直した。
センパイの言うことも一理あるし、なにより未来に友達を作るだなんて、ちょっとワクワクするじゃないか。
「因みに笹垣、お前の仮説のもう一つはなんだったんだ?」
ああ、それですか。
「正真正銘、ただのセンパイの悪戯です」
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