Chapter-1-End-declaration-

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目は既に開いておらず、 もうすぐ死が訪れようとしていた。 何が起きたんだっけ‥‥‥? あぁ‥‥そうか、 オレは裏切られたのか‥‥‥。 悔しいな‥‥真実を暴いてやったのに‥‥‥。 もし‥‥生まれ変わるなら 平和な世界であってほしい‥‥、、、 ‥‥‥‥‥‥‥。 ‥‥‥‥‥。 ‥‥‥。 ━━━━━━━80年後━━━━━━━━      『オルヴェガ島』   ━終わりの始まりから2日経過━ ━12:25━ ?『‥‥‥‥‥。』 ?『‥‥全ては順調と見ていいのか? 彼が何やら計画変更を行ったせいで 細かい部分まで修正出来なかったらしいが』 全てが終わりへと向かう計画には予め変更があった。 そしてその変更は黙ったままの男にあるということ。 暗い部屋では天井の照明によって チェスボードだけが照らされているが、 既に中央の白と黒のキングには ポーン4つが一歩近付いていた。 娯楽やゲームとしてやっているとは思えない。 それはチェスというよりボードという舞台の上に 駒を置いているだけだった。 ?『多少の支障なら問題ない筈だ。』 ?『‥‥外の空気を吸ってくる。』 ガチャッと扉の音とともに外へと向かう1人の男。 暗闇に残された2人の男は それからはひたすら黙ったまま チェスボードを眺めている。 何のためにそんな事をしているのかは分からないが ━━━━━━何かを待っている。 それだけは確かだった。 ?『‥‥‥奴は何処にいる‥‥? 恐らく一緒にいる筈だ‥‥━━━━ ━━━━茜も‥‥‥!!』 外の風を受ける彼が 口にした名前は山伏達にとって 長き因縁に繋がることとなる。 ?『‥山伏め‥‥!!』 ━━━━━━━太平洋━━━━━━━━      『アメリカ軍』 大統領「もうすぐか‥‥‥!!」 海軍総長『目視のみですから 時間が掛かりましたな‥‥!! まさか急に電波が無効になってしまうとは‥‥ まったく何が起こっているのやら‥‥』 鋼鉄の戦艦の中では 大統領と選ばれし海兵達が 連なっていた。 最早電波が使えなくなれば 核ミサイルは撃てない。 発射コードを伝達することが 出来ないためである。 だからこそ大統領は 原子爆弾を積んだ軍艦と共に出撃した。 しかし、奴らの計画にはアメリカも意外な程低い 立ち位置として従う形となっていた。 アメリカの目的とは一体‥‥!?
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