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気になる予言を告げた老婆が消える頃と
時同じくして、隣国へと旅立つ者がいた。
小柄ながらに双剣を扱いしその者の強さは
初代【赤ずきん】をも凌ぎー・・・
『じゃあ行って来るね?花婆ちゃん。
必ず大爺ちゃん達を見付けて来るから!』
『本当に1人で大丈夫か?ラン。
やっぱり兄ちゃんも一緒に行った方が……』
白虎の面影を宿した美青年が、心配そうに
ランの周りをウロウロする。
『平気だってば!それより、花婆ちゃんの事
頼んだからね?白炎兄ちゃんっ』
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