3 潜入

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撃ち方を止めたバスタードが突如後ろへ振り返った。 木の陰から覗く御見内に自動でカーソルがロックされ ザァァァ…ロック ザァァァ…ンス 男性1名 排除開始 キュイイイイイ 軽機関銃を御見内へ向けたバスタードが… やべ… 御見内が木から離れ、横につっ走るや 銃撃された。 タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ 発砲したまま銃口が御見内を追いかける。 5.56NATO弾が水溜まりに大きな飛沫をあげ、土壌を吹き上げる 御見内は大木へと逃げ込み たちまち木に銃痕の印で幾つもの穴が開いた。 それから御見内はすぐに迎撃態勢で大木の陰からハンドガンを向け発砲した。 パァン パァンパン また バスタードを挟み対照的に位置する黒フードも… デヴリボーイ「撃て」 2人の黒フードも木から身を乗り出し発砲した。 パンパン パンパァン パン 前 後ろから銃撃を受けるバスタードの胸部、頭部、背中へ同時に弾が的中する …のだが… ピキュン カンカン 弾丸は全て跳ね返された。 ゼビウス「あの鎧…一体何で出きてんだ?」 デヴリボーイ「いいから撃て 撃て」 パンパァン パンパンパァンパン 前後から黒フード、御見内によって挟まれ、狙い撃ちにされるが まるでボディーに損傷が見られない… ビクともしない強固なアーマードスーツに守られていた 双方撃ち続ける中、ふとゼビウスが御見内と目を合わせた すると御見内がいきなり銃口をこちらに向き変える やべ… パンパァン バスッ バスッ 木の壁に被弾した。 ゼビウス「ヤロ~~」 チッ…外した… 御見内がマガジンを排出し、新たなマガジンを嵌込した。
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