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今日も1日、疲れた。
黒いパンプスを脱いで、カバンを玄関に置いたままで、冷蔵庫に直行。
冷えた缶ビールを出して、ベランダへと移動する。
ベランダから見える眺めが気に入って、ここに移り住んだ。会社まで1時間もかかる距離だし、ワンルームという狭い部屋だけど、この街が気に入っている。
空を見上げれば、細い三日月とたくさんの星が見える。
横に顔を動かせば、みなとみらいの夜景が近くはないけど、きれいに見える。
開けた缶ビールをぐいっと飲んで、渇いた喉を潤す。
あー、美味しい。
ガラガラ…
え?
隣の部屋の窓が開く。隣は空室のはずだ。なのに、何で開くの?
何がいるの?
おそるおそると反対に顔を動かす。同じ銘柄の缶ビールとゴツゴツした手が見えた。
いつの間に、隣に人が?
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