第一章

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 美智子はそれを聞いて、心が躍った。響きだけではなく、すべてがそれにピッタリと合っているような気がしてきたからだった。 「リクエストしてもいい?」 「何なりと」  マスターはそう言って、美智子に曲のリストを渡した。美智子はその中から、何か選ぼうと考えていた。 「じゃあ、この曲、流してもらえるかしら」
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