第1章

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キーンコーンカーンコーン。 学校のチャイムが鳴る。 授業という束縛から解き放れた生徒達は皆騒ぎ始めた。 僕もその1人だ。 僕の名前は 佐山 勝樹〔さやま しょうき〕。 県立高校に通う1人の青少年だ。 僕が通う高校は偏差値が低い。 だけど、頭の悪い人ばかりではない。家が近いとか、友達がいるからとか、好きな人がいるからとか、1人1人理由を持っているはずだ。僕は頭が悪い。だから偏差値が低くて、僕の家から近い学校を選んだ。
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