ファーストコンタクト

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ただでさえ単調すぎるゲームであったフリーダムをプレイする者達は殆どおらず。 プレイする者がいなければ当然シークレットモンスターも発見されず。 結果としてゲームは何も変わらない。 ヤマト『まぁそんなわけで』 ヤマト『フリーダムは配信開始1ヶ月を待たずして、無くなるんじゃないかと言われていたわけだが』 そんなゲームでも、何かあるんじゃないかとプレイを続けた勇者達がいた。 ヤマト『まぁ、俺もその中のひとりでな』 ヤマト『仮にも大手ゲーム会社が手掛けたゲームな訳だ。』 ヤマト『絶体に、何かあるって思ったね』 かつてを思い出しているのかうつむきながらも語る。 何も変わらない中、それでもゲームを続けた結果、とうとうゲームの要となるシークレットモンスターが発見された。 ヤマト『……で、そのシークレットモンスターを討伐した人こそ!』 ヤマト『アウラさんというわけだ』 …………へぇ~ 最初のシークレットモンスター討伐成功者なのか。 そんな初期から続けているなら、レベルも技術も相当なものなのだろう。二桁をひとりで討伐というのもあり得るのかも知れないな。 ヤマト『まぁ、自分達の事を自慢するとかじゃ無いけどさ?』 ヤマト『ファーストプレイヤーの人達がいなかったら、フリーダムもここまで広まらなかったかも知れないな』 ヤマトはそう締め括る。 確かに、フリーダムが今も続いているのは、その人達がプレイし続けてくれていたお陰かもな。 ヤマト『と、いうわけで!』 ヤマトは突然顔を上げる。 ヤマト『同じファーストプレイヤーの俺を称えなさい!( ´,_ゝ`)』 ヤマトはドヤァという顔をする。 ジンジャー『いや、あの人とヤマトを同じにしちゃダメでしょ( ´-ω-)y‐~』 ヤマト『(´;ω;`)』
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