ファーストコンタクト

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ジンジャー『そもそも、ファーストプレイヤーっていうわりに』 ジンジャー『ヤマトの今のレベル、アタシよりも低いじゃないのよ?( ・ε・)』 ヤマト『(´;ω;`)』 …………確かにな。 ジンジャー『もしかして“いた”だけとか』 ヤマト『(´;ω;`)』 まぁ、アイツにはアイツの事情でしばらくゲームしなかった時があったし、あまりいじらないでやってくれ。 ーーーーー いろいろ脱線もしたが、ようやく俺たちは本来の目的について話し合っていた。 ヤマト『確かジャングルフィールドだっけ?』 ジンジャー『うん。正確にはその先で発生するイベントなんだけどね』 前回、俺とジンジャーはジャングルフィールドへと出掛け、そこで集落へとたどり着いた。その際、ジンジャーがその集落の原住民相手に無双して強さを認められた。 そしてその集落の村長から依頼を受けたのだが。 極めて単純な理由ではあるが、イベントクリアに必要な人数が足りなかった。 いや、正確にはイベントそのものの発生条件は問題はなかった。ただ、二人だけでは途中で行き詰まってしまったのだ。 レオ『それでも良いところまではいけたと思うんだけどな』 ジンジャー『最後のところでまさかの“進行不能”だもんね(´д`|||)』 ヤマト『んん~~?よくわからんが、つまりもう一人いればいいわけか?』 レオ『多分だけどな』 ジンジャー『急ぐ必要も無いし、どうせならヤマトも一緒にどうかなって』 ヤマトは少し考えているようだった。 そして ヤマト『協力したいけど、時間がかかりそうか?』 ヤマトの返事は少し心もとない。 珍しいな。ヤマトなら快く受けてくれると思っていたが。 ヤマト『いや、今日は楽しみにしてる番組があってだな』 ジンジャー『およ?そうなの?』 …………ああ。そういえばこの前電話で言ってたっけ。『100選!メイド喫茶巡りの旅』 でもそれならば問題ない。 レオ『大丈夫だぞ?』 だってその依頼ってさ レオ『メイドさんとの結婚式だから』
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