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そのまま顔が近付くので殴ろうとしたら
ヒョイッッ
「はっっ、なっ!?
降ろせっっ!」
小柄で筋肉なし140㎝の僕が
180㎝は超えている細マッチョな奴に
敵うわけなかった
抱き上げられ、お姫様抱きと言うなんとも屈辱的な体勢を取らされる
体格差を見せ付けて屈辱を味合わせようと言う魂胆だなっ!?
赤羽は鼻歌を歌いながら更衣室へ向かう
「はなせっ赤羽っ!」
「むり」
「降ろせよっっ!」
奴の胸を殴るが筋肉が厚いせいか、効果がない
平然と鼻歌歌っているのが苛立つ
しかも、密着していると
嫌でも奴の身体に触れる訳で
筋肉が服の上からでも分かる訳で‥‥
自分と比べてしまう‥‥‥
僕、ひょろ‥‥‥‥‥‥いし、
13.53sだったし‥‥‥‥‥‥‥‥
ともだち、いな‥い‥し‥‥‥‥‥‥
悔しさが募り、同時に悲しくなってきた
「うっ、ぼくだって‥‥ぼく、だって‥‥」
そんな貴臣の様子に気付いたのか
赤羽は立ち止まり、貴臣を優しく抱きしめた
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