第1章

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そのまま顔が近付くので殴ろうとしたら ヒョイッッ 「はっっ、なっ!? 降ろせっっ!」 小柄で筋肉なし140㎝の僕が 180㎝は超えている細マッチョな奴に 敵うわけなかった 抱き上げられ、お姫様抱きと言うなんとも屈辱的な体勢を取らされる 体格差を見せ付けて屈辱を味合わせようと言う魂胆だなっ!? 赤羽は鼻歌を歌いながら更衣室へ向かう 「はなせっ赤羽っ!」 「むり」 「降ろせよっっ!」 奴の胸を殴るが筋肉が厚いせいか、効果がない 平然と鼻歌歌っているのが苛立つ しかも、密着していると 嫌でも奴の身体に触れる訳で 筋肉が服の上からでも分かる訳で‥‥ 自分と比べてしまう‥‥‥ 僕、ひょろ‥‥‥‥‥‥いし、 13.53sだったし‥‥‥‥‥‥‥‥ ともだち、いな‥い‥し‥‥‥‥‥‥ 悔しさが募り、同時に悲しくなってきた 「うっ、ぼくだって‥‥ぼく、だって‥‥」 そんな貴臣の様子に気付いたのか 赤羽は立ち止まり、貴臣を優しく抱きしめた
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