第1章

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貴臣が目を瞑ってから5分 規則正しい寝息が聞こえてくる 猫は起きていた 上下に動く腹から胸にかけて身体を這わせている猫は タイミングを見計らったかの様に 動き始めた モゾモゾと貴臣の2つの突起に尻尾を擦り付ける 「‥‥ん、‥‥‥すぅ‥‥‥‥すう」 反応を確かめる様に次は突起に吸い付く 「‥‥ん、んぅ‥‥‥ん‥‥」 舐めて吸って歯を立てて‥‥ 2つがすっかり立ち上がったのを見ると 器用に尻尾で2つを刺激しながら 下へ向かう フックを外しチャックを下ろし モゾモゾとそれを引っ張り出す ペロリ ザラザラした舌がそれに触れると貴臣は声が大きくなる 猫はその声を聞き目を細め それから‥‥‥ 舌舐めずりし 目の前に出ているそれに 嬉しそうにしゃぶりついた‥‥
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