第1章

22/72
前へ
/72ページ
次へ
「ラストスパート よく見てるんだよ?」 そういった猫宮は先程より 手の動きを早めた 「あっぁああっっっ!!」 グチュグチュと、音が響く 「はっ、んあぁっ!!くっっっぁっ!」 も、ムリ、なんか、‥‥やばっっ その瞬間、 頭がチカチカし、 苦しみから解き放たれるように 波が一気に身体を駆け巡った 「んっ!!!ぁあっっ!!!」 頭の中が真っ白になる 「ほら、出た。」 その後に来る脱力感 猫宮は淡々と続ける 「これがね、ピーで満足するまで繰り返しーーーー、でね、一番ーーーー聞いてーー‥‥‥‥‥‥‥‥?」 瞼が重い‥‥ 貴臣の真っ白くなった頭はそのまま何処かへ飛んで行くように軽くなっていった なに? 聞こえないよ、 猫宮の声がプツリと途絶えた
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加