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「それはダメだ貴臣」
声がする方を向けば
カーテン裏から出てきたのはSランク執事の赤羽
何故そこにいるんだ
髪が赤い無駄にイケメンなストーカーである‥‥
「‥‥赤羽、ストーカーはやめろってあれ程‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥なに?手紙?
‥‥‥‥‥‥‥‥って、何で!?
これ僕宛だよねえ!?
何で先に封切られてんの!?」
無言で渡してきた封の破られている手紙
僕はぐっと睨むが赤羽はニヤリと笑うだけ
「お前の父親が、学校へお前にハウスメイド誰か1人必ず付けさせろ、だとよ」
クッ、
読む前に、言いやがって!
映画のネタバレされる位ムカつくっ!
「で?貴臣?俺を連れてくよな?」
「なにをっ
もちろん!私に決まってますよ!
ね!貴臣くん!」
こいつらを連れて行きたくない
だけど‥
だけど‥‥
だけどさ!!
うっ、手紙は本物‥
‥‥‥父さま、僕は貴方を恨みます
だって
大好きな
大大大好きな父さまにそんな事言われたら‥‥
僕は頷くしかない
連れてかなきゃ‥‥
父さまは何時も僕が断らないのを知ってて
こうゆう、
いじわる、
するんだ、、
「う”っ‥‥‥
もう、いい!勝手にしろっ!
僕は、、寝る!!!」
クソッ
最悪
何て事だ!
初等部は地元の有名校に通ったが
奴等執事のせいで散々だった‥‥
中等部は学校を変え、
今度こそはっ!と思ってたのに‥‥
「クククッ」「ふふふっ」
ゾクリ
静かに笑ながら
お休みなさいませ、と言う奴らに寒気がした
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