第1章

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って、1人だけいきなり立ち上がるから目立って‥‥‥!!! 『俺は環に言ったんだ。執事は引っ込め』 ごもっとも! ごもっともです会長!! ですが庶務やりたくないです!!! 赤羽は目を細め、眼力だけでも相手を殺しそうな勢いである やばい、目が本気だっ 「坊は‥‥」 「あ、ああ赤羽黙ろうか。 か会長、 任命して頂けたのはありがたいのですが、辞退させt 「坊は帰宅後、月曜日、金曜日はピアノとバイオリンの稽古。火曜日、水曜日、土曜日は武術の稽古。火曜日、木曜日茶道の稽古。木曜日、土曜日は華道の稽古。木曜日はダンスの稽古。そして‥‥毎日家庭教師が付き勉強をし、身の回りの家事、洗濯‥‥‥尚且つハウスメイドの手伝いまで自分から! あなた方と違ってうちの坊は忙しい。なのでムリです。(貴臣に何て事させようとしてんだっ!貴臣は俺が居ないと生活出来ない様に出来てんだよっ!俺が丹精込めて調教してると言うのに‥‥邪魔するのか?‥‥‥‥‥コロス)」 シーーーーン 一瞬の沈黙 赤羽の隠し切れてない心の声に誰もが絶句した 《貴臣くん‥‥》 《‥‥逃げた方が‥‥‥‥》 その後貴臣に向けられる同情の視線 しかし、そんな赤羽に慣れている貴臣は同情されているなど知らない。 心の声、自重しろよっ! 調教!?されてないわっ!!! お前らが居なくなったら生活が出来ないどころか楽になるし! しかも 家庭教師と家事洗濯、手伝い云々は嘘だ‥‥ 盛りすぎだ赤羽‥‥ 貴臣は怒りを通り越して呆れる って、最近呆れてばかりだな、僕は 『‥‥‥環、本当、なのか?』 会長が重い口を開く 「ちょっとちがいま「坊は謙虚なので(ハッ、お前らには渡さねえ。貴臣は俺しか愛せないからな。調教の賜物だ)」‥‥‥‥。」 おまっ赤羽! 会長絶句してるぞっ!! 調教されてないってっ!!! つかハウスメイドの手伝いとか お前らの世話なんてしたくないわっ!
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