第1章

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とある大学。 郊外から少し離れたところにあるが、最近できた大学として外観はきれいで、モダンな雰囲気。 特に学生が使う生協と食堂には学長が凝ったという話。 広々とした店内。高い天井。デザイナーにデザインしてもらった内装は学生たちに評判がいいという。 そして、その食堂にはちょっと変わった女子?店員が存在する。 ご飯・汁物担当 日野椿(27)おしゃべり大好き。学生一人一人に声をかけるが 「私の話を聞いてくれぇぇぇ!!」 たまに暴走し出す。 小鉢担当 藤堂光(23)店員の中では一番年下。けれど 「そそそ、そこにありますから・・・勝手に取って・・さい」 人間恐怖症。ここにきてまだ二か月。 メイン担当 加藤茜(34)この店を仕切る女番長的存在。そして 「残したら許さん」 言葉づかいは武士言葉。 ラーメンなどの麺類担当 飯塚琴(36)一番年上だけど見た目は20代前半。 「あ、こぼした」 心はもっと子供である。 デザート担当 吉野風(26)かわいい外見で学生に人気であるが 「ふふふ。一度、地獄に落ちよっか?」 笑顔で毒を吐く。 そして最後に レジ担当兼チーフ 長野悠(30)一番まともそうに見えて 「はーい。以上で五千円になります。値引きは一切いたしません」 かなりの守銭奴。 もちろんちゃんとした値段で買わせるが、隙あらば高値をつけたがる。 そんな女性店員がいるなかで学生たちは果たしてご飯を食べられるのか!?
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