第二章 ゆるキャラ誕生

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「いやだ!こんなダサいの!着たくないよ!」 私の必死の訴えも空しく、私はアッガイを着せられた。 うおー、なんかクソ暑いぞ、この中。 本日の気温は朝から25度あった。 日中は何度になるんだ。 私は恥ずかしさと、暑さで着ぐるみの中で、すでにクラクラした。 「さあ、出陣ですよー。イベント会場に行くよ。水戸は黙って面白いポーズしてればいいからねー。」 主任は随分楽しそうだ。 人事だと思って。 くそ、ヤケクソだ。 やってやろうじゃん! 私にアッガイもどきを着せたことを後悔させてやる。
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