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もうすぐ空と海の境目から太陽が昇るだろうな。
そんなことを考えながら潮風に吹かれる。
その度に波も打ち寄せてくる。
虚しいほど、哀しいほど、笑えてしまうほど。
風と波がおれを拒絶する。
「……………」
もう少し頑張ってみようかな?
とかもう考えられなくて、考えたくもなくて。
いつからだろう?
なんて存在意義もなくて。
"死ぬことは、弱虫の証拠だ"
ってあの人が言っていた。
どすどすと勝手に、そうまさに勝手に入り込んで掻き乱した癖して
また勝手に消えた。
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