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って聞いても
"そんなこと僕が知るわけないじゃないか"
って嘲笑うんでしょうね。
いつもどおり鼻で笑って。
こっちに答えを求めるな
ってね。
「おれは。鏡潤一は、そんなに面白い奴でしたか?そんなに………」
もう一歩踏み出す。
ザブ
と海が唸る。
こちらに来るな
と。
そんなに嫌いかよ。
そんなに嫌いかよ。
そんなに嫌いかよ。
そんなに――――――そうりゃあそうか。
こんなに汚い奴。
好きになるはずないよな。
なんて考えたら、なんて思ったら
「っ」
喉が傷む。
ジンジンとヒリヒリと。
「く、あっ」
声が洩れる。
今まで"愛してる"と言ってくれていた恋人は嘘をついていたのだろうか?
だったら、だったら、
「くそぉ………」
最悪だ。
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