5人が本棚に入れています
本棚に追加
/94ページ
「私の意見でお店に出しちゃうって事ですか?
いいんですか?それ」
「いいも何もアリスの意見だからな。
チェシャ猫も自信があるから出したんだろ」
私は目の前に置かれたタルトをもう一口食べる。
やっぱり美味しい顔を緩ませ食べていると。
「ねえアリス。
今度、ハロウィンに向けて新作作るから味見して。
良かったらまた出すから」
チェシャ猫が私に話しかけてくれた。
私も二つ返事で承諾する。
「あまり食わすなよ。
すぐ太りそうだ」
帽子屋が小言を言うとチェシャ猫が
「アリスはもうちょい太ってもいいよ。
おいしそうだし」
と言い返してた。
とりあえず太らないようにしとかなきゃ。ホントに太りやすいし。
最初のコメントを投稿しよう!