5人が本棚に入れています
本棚に追加
/94ページ
嘘っ!私と同い年っ!?
見た目の印象からか高校生くらいかと思ってた…。
「うん、言いたいこと分かるけど。
アリス…」
「ご、ごめんなさい。まさか同い年とは思ってなかった…」
あわてて謝る私に、眠りネズミからとんでもない発言が飛び出した。
「じゃあ今度抱きついたまま寝ていい?」
はっ?!何でっ!!
慌てる私を見かねたのか、門番と帽子屋が助け船を出してくれる。
「アリスが困ってるだろう?」
「アリスに抱きついたら俺が仕事に支障が出るから止めてくれ」
帽子屋の助け船は散々な言い方だったけど、迷惑かけたもんなぁ。
「……アリスの気が向いたらでいいよ?」
二人の助け船を無視して私に言う眠りネズミ。
最初のコメントを投稿しよう!