5人が本棚に入れています
本棚に追加
/94ページ
「あら、もしかして貴女がアリス?」
声を掛けられた方を向くと絶世の美女が立っていた。
くっきりとした目鼻顔立ちに、黒くて綺麗な長い髪。
スタイルも良く、どこかのモデルでもやってるんじゃないかと思うほど。
まさか、この人が…
「ハートの女王様?」
「やっぱりアリスなのね!
やっと逢えたわー!!」
そう言って私に抱きついて来た女王様。
わっ苦しいっ!
「ちょっ!
女王様落ち着いてっ!!」
女性同士とは言えどもこういうスキンシップに慣れていない私。
とりあえず女王様に落ち着いてもらって話をしながら着替えを手伝ってもらうことになった。
「ごめんなさいね。
帽子屋達から聞いてたんだけど、なかなかこっちに来れなくて。
いつ会えるんだろうって思ってたら今日がちょうどいい日だったから。
改めてよろしくねアリス」
最初のコメントを投稿しよう!