ハロウィンと首切り女王

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「いえっ! こちらこそよろしくお願いします。 着替えまで手伝ってもらえて助かりました」 帽子屋が用意した衣装は魔法使いの衣装。 簡単そうに見えたけど中に着るワンピースが難しい作りををしていた。 ゴシック調のワンピースに長いローブ、トンガリ帽子を被れば出来上がり。 「いいのよーこのくらい朝飯前だから。 うん可愛いわ、アリス」 にっこりと笑って答える女王様。 うん、同じ女性には見えないわ…。 着替え終わった後そうだ、と女王様が手を叩く。 「せっかくだからメイクも変えましょう。 やってあげる」 「悪いですよ!それにメイク道具あんまり持ってきてないですし」 ブンブンと手を振って断ったが、いいからいいからと椅子に座らされた。
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