ハロウィンと首切り女王

11/19

5人が本棚に入れています
本棚に追加
/94ページ
小さなデスクの上に、メイク道具を乗せていく女王様。 「いつも可愛らしいメイクが多いみたいだからちょっと違うメイクしてみましょう♪ 魔女には色気も大事よー」 そう言いながら手際よくメイクを進めていく女王様。 なるほど、こんなメイクの仕方があるのかと関心してしまうくらい上手かった。 あれよあれよと言う間に、 「はーい、かんせーい♪」 女王様の言葉と共に鏡を見るといつもと違う私がいてビックリした。 「スゴい…。別人みたい…」 肌の色艶だけでなく、くっきりしたアイシャドウとアイライン。 変になっている訳じゃなく顔に似合っている。 赤の唇もグロスを塗っているからか、嫌らしさはなく色っぽい雰囲気になっていた。
/94ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加