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「やっぱり女の子は良いわねー♪」
ルンルン状態で楽しそうな女王様。
確かにこれだけ男だらけなら、女王様にとっては居にくいのかなと思っていたら、
「いつまで時間が掛かっているんだ?」
帽子屋がスタッフルームに顔を出した。
どうやらなかなか帰ってこない私にしびれを切らしたらしい。
「あら、今からそっちに行こうと思っていたとこよ。
ね?アリス」
「……」
帽子屋が私を見て止まってしまっている。
うーん、自分では似合うかと思ってたけど。似合わないのかな?
首を傾げて格好を見ていると、
「いやーね。
似合うなら似合うって言ってあげたら?」
「っ!」
女王様の言葉に帽子屋が言葉を詰まらせる。
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