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｢えっ？｣
似合わないんじゃないの？
結構険しい顔をしてた様だけど？
帽子屋の顔を見ていると、
｢……似合ってる｣
うわっ！いつも冷静な帽子屋の発言とは思えないっ!
今度は私が黙る番となってしまった。
｢もうっアリス可愛すぎるっ!!｣
顔を真っ赤にしていたら女王様に抱きつかれた。
それを引き剥がす帽子屋に、女王様がべーっと舌を出す。
女王様を一瞥してさっさと行くぞと私の手を掴んで、スタッフルームを後にした。
｢わっちょっと帽子屋っ!？｣
うふふと笑いながら女王様も後を着いてくる。
女王様が着ているのは真っ白なドレス。
所々スパンコールやスワロフスキーが散りばめられていてとても綺麗。
｢そう言えば女王様の仮装って？｣
｢今回はシンデレラにしてみたの。
髪は今染められないから、黒髪で我慢してね♪｣
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