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「じゃあ、ハロウィンパーティーを始めよう」
帽子屋の掛け声と共に、パーティーが開催された。
パーティーに集まったお客様に飲み物とスイーツを配るメンバー。
私も今日はお手伝いをする方に回らさせてもらった。
一通り手伝った後、私は指定席のカウンターに移動した。
他の皆はお客様をもてなしている頃、一際賑わいを見せたのは女王様の存在だった。
そりゃあんだけ綺麗なら女の人でも喜ぶわと見ていたら、
「アリス、女王が気になるのか?」
「うん?
いや、スゴい人気者だなーって思ってます」
滅多に顔を見せないメンバーだからか、女性客がひっきりなしに女王様の元に話しかけに行く。
その様子はウカレウサギをも凌ぐ勢いだ。
女王様もお客様が入れ替わり立ち代わりでも笑顔で対応をしていく。
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