ハロウィンと首切り女王

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「女王様…。それホント?」 「ごめんなさい、黙っておくつもりはなかったんだけど」 苦笑いをしながら私に謝る女王様。 きっと、私がこうなるの分かってて黙っていたのかもしれない。 うん、と頷いて女王様の方を見て、 「いいよ。 女王様は女王様でしょう?」 「アリス…」 きっと私に逢いたくても逢えなかったんだと思う。 ここに来るタイミングが合わなかったんじゃなくて、きっと私に正体を話す自信がなかったから無意識にお店から遠退いてしまったのかも知れない。 「これからもよろしくね。女王様」 にっこり笑うと、女王様は私に抱きついて、うんと頷いてくれた。 「貴女がアリスで良かった…」 「私も女王様と出逢えて嬉しいよ」
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