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｢私にもくれるの？｣
マドレーヌをもらえるとは思ってなかったらしく、キョトンとした顔で私を見る女王様。
もちろんと頷くとありがとうとまた抱きつかれた。
｢帰って美味しくいただくわ。
さて私も接客に行ってくるわ♪｣
いってらっしゃいと手を振り見送る。
｢女王様、すっかりアリス信者だねー｣
チェシャ猫がお皿にケーキを乗せて出してくれた。
女王様があんなに抱きつくのは珍しいらしく、女性に対して一線を引くタイプなんだよ？と説明してくれた。
｢多分女の人に対する接し方が分からなかっただけだと思うよ？
まあ私に対する接し方はちょっと違う気がするけど。
あっ、チェシャ猫。マドレーヌどうだった？｣
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