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とうとうやって来てしまった。
学園祭当日。
いつもより早く大学に着いたは良いけど、アリスインワンダーランドの皆が来たらと思うと非常に不安だ。
セッティングされているテーブルと椅子のチェックをこなしていたら、
｢あれ？今日はえらい早い参上やね｣
声の方を見ると、同期の男の子が立っていた。
｢あっちょっと早く起きちゃったから。
溝内君も早いね｣
｢一応リーダー任されたさかい。
当日に確認することないかな思うて｣
彼は今回の学園祭のリーダーを任されている溝内くん。
関西系の訛りが特徴の彼は人懐こく、皆の中心的存在だ。
｢よし、異常ないな。
にしてもえらい雰囲気変えてきたなぁ。
ミステリー観満載や｣
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