第1章

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マンションの郵便受けで住人と鉢合わせた。 20代前半くらい、大学生かな。 目線を合すと、外された。 「ひ、ひっこしてきた齋藤大翔(さいとうはると)と言います!よろしくお願いします!」 お辞儀して早足で去っていった。 ・・・はは、若いね~。 自分の郵便受けを見にいくと、齋藤大翔(さいとうはると)とネームが貼られた郵便受けが、隣にあった。 まじか、お隣さんじゃん。 郵便物に目を通すと、手紙が入っていた。 ん? 開いてみると、齋藤大翔(さいとうはると)さんのご挨拶の手紙だった。 まあ・・・、悪い感じの人じゃないかな、変わってる子かもだけど。 手紙を折り畳んでバッグにしまいこんだ。
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