第1章

4/12
前へ
/12ページ
次へ
「イケメンからのラブレターだったら良かったのになぁ~。味気ないですぅ」 「味気なくて悪かったな、おじさん大好きさん」 「おじさん好きじゃないです!年上のイケてる大人が好きなんです!」 「何がイケてる大人じゃ。ふふーん、生意気な後輩にはおしおきだな」 「え?ぎゃあー!!脇腹はやだぁー!!」 ふふ、可愛い後輩とのスキンシップは良いなぁ~。 ひっ!?振り向くと、ほのかさんがいつの間にか隣に座っていた。 「大丈夫。私のはおさわりだから」 「それセクハラって言うんですよ!?」 「じゃあ、おしおき」 「ぎゃあー!!脇腹は無理―!!」 3人でのじゃれ合いに、私は無邪気に笑っていた。 「のぞみ、もし隣人と変な事があったらすぐ言ってね、力になるから」 「大丈夫ですよ。でも、そうですね、何か困った時はそうします」 「みうにも言ってくださいね!」 「え~、どうしようかな?」 「しっかりとお役に立ちます!」 「そっか、わかった、そうする」 じゃあ誓いのかんぱ~い!みうちゃんの掛け声とともに、3人でまた軽くグラスを合わせた。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加