第1章

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気になって、俺はさっそく隣の部屋に行き挨拶がてら様子を伺うことにした。本来はむこうがくるべきだか中の様子も知りたかったのでこちらから行くことにした。 「こんにちは、隣に住む中村ですが挨拶に来ました」 「はーい。」 男性の声がした。 ドアがあき、こ主人が現れた。 「引っ越しの様子をたまたまお見かけしたんで挨拶に来ました。中村です。よろしくお願いします。」 「これは、ご丁寧に。すみません、こちらこそ挨拶が遅くなって。桜井です。荷物がかたずいてなくて」 「全然、気にしないで下さい。あと、このマンション、ゴミ出しの曜日とかペット不可とか色々ルールがあって管理人がうるさいから何かわからないことがあったら気軽に聞いてくださいね。」 「そうなんですね、わかりました。どうもご親切にありがとうございます」 かまかけでそれなりに聞いてみたが相手は気にしていないようだった。とぼけてもだめだ。俺はこの目でみたんだ。
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