第1章

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アレから数週間が過ぎた。 澪は大学の入学準備を進め、自室の整理をしていた。 「うわー…スゲー…」 辺りにものが散乱し、整理を進める度にゴミが溢れてくる。誰かいわく、部屋は人を表すらしい。 一見綺麗な部屋でも、バラして見れば案外ゴチャゴチャしてる。そんなもんだ。 「あーもう!!なにこの大量のポケットティッシュは!?」 配られているのを見ると自然に受け取っていたのだが…チリも積もればなんとやら? ベッドの上に、こんもりと山を作っていた。 「…チリも積もれば山となる…なるほど。長生きしてみるもんだね。リアルにみる日がくるなんて…」 「なにいってんのアンタは」 ボコン、背後から頭を叩かれ、悶絶する。
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