3人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
アレから数週間が過ぎた。
澪は大学の入学準備を進め、自室の整理をしていた。
「うわー…スゲー…」
辺りにものが散乱し、整理を進める度にゴミが溢れてくる。誰かいわく、部屋は人を表すらしい。
一見綺麗な部屋でも、バラして見れば案外ゴチャゴチャしてる。そんなもんだ。
「あーもう!!なにこの大量のポケットティッシュは!?」
配られているのを見ると自然に受け取っていたのだが…チリも積もればなんとやら?
ベッドの上に、こんもりと山を作っていた。
「…チリも積もれば山となる…なるほど。長生きしてみるもんだね。リアルにみる日がくるなんて…」
「なにいってんのアンタは」
ボコン、背後から頭を叩かれ、悶絶する。
最初のコメントを投稿しよう!