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「お…母さん…痛いよ!!今、何で叩いたの?」
涙目で振り向くと、澪とは似てない(と思いたい)、目付きの極端に悪い女性…お母さんが丸めたポスターを肩でポンポンやっていた。
「さっさと片付けてよ?埃が凄いんだから」
「はいはいわかっとるがな…ったく…なんでポスターであんな威力が出るのかね…」
「技術よ技術。コツさえ掴めばあなたでも出来るわよ?教えて差し上げましょうか?」
「へへー…そんな恐れ多いこと!年のオババ様のお手をわずらわせる訳にはいきませぬので辞退させて頂きます」
「…言うようになったねぇみーおーちゃん♪」
ギリギリギリギリ…
「……お母様のご教示のお陰ですわよー♥」
ドスドスドスドス…
満面の笑みでコブラツイストを娘にかける母親と、そんな母親に必死で肘を打ち込んで脱出を試みる娘の姿がそこにはあった。
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