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「……なかなかのがいるじゃねぇか」
レオンは制圧した中庭から、回廊を見て言った。
回廊から漆黒の鎧を纏った男が現れ、レオンを見据えゆっくり歩いてくる。
「レオン!相手に何者か聞いて!」
アニスが本から眼を離さず叫んだ。
「……慣れてる。で、お前ら何者だ?」
漆黒の鎧の男は低い声で答えた。
「俺を倒せたらな」
レオンは心が弾んだ。久しぶりの強敵だった。
「じゃ、さっそく」
二人は一気に間合いを詰めた。
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