第1章 プロローグ

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「お久しぶりですねバッシュ…。」 女性はローマ法王バッシュを呼び捨てにし…優しい眼差しで語りかけて来た。 「御無沙汰しております 女王陛下」 「そうね…バッシュ。法王の椅子の座り心地はどうですか?私と同格の椅子の…」 「御冗談を……貴女と同格の者など今や存在しませんよ…例外を除いてはね…」 「例外ね………あの者達は同格とゆう位置付けではありませんよバッシュ……」 瑠璃色に耀く宝石を胸に付け、鈍く金色に光る王冠を被った女性は忌々しげにそう呟いた。
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