第1章

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①何のお店? ・座敷のある大きめの海の家。入口に暖簾はあるが、旅館の障子を取っ払ったように壁がなく座敷から海辺が見渡せる。 ・フランクフルトややきそば、ラムネなどの飲食物の他、多少の浮き輪やビーチサンダルも売っている。 ・店長(男性、50代)、マネージャー(女性、50代)、バイト(だいたい2、3人ほど)で毎年シーズンになると海の家を開く(店長とマネージャーは夫婦)。バイトは年毎に雇う。 ・店長は売り上げの計算をしたりやきそばやフランクフルトを作ったり、マネージャーは発注をしたりかき氷やフランクフルトを作ったり、バイトは座敷や会計をしたりと分担されている。 そんな店にいる女の子。 ②どんな店員? ・正確な年齢や名前は不明だが、おおよそ高校生(16?)くらい。 ・海の家の店員なのに色白。黒髪ロングの目がぱっちりな美人だが、愛想はなく口数は少ない。華奢で背は152くらいの小柄。 ・怒ると黒目がごま粒ほどになり、目が充血する。何故か爪も鋭く変形する。殺気を放ち、細い腕に血管が浮き出るほど激しく怒りを露にする。しかし切り替えが早く、事が済むとあっという間に可愛い娘に戻る。 ・店員には見えないが、客には見える。一応海の家のスタッフの証である名札を首から下げているので、店員らしい(ただしいつも裏返っていたり太陽の光が反射したりで、まともに名前を見たことがある者はいない)。 ・店長とマネージャーは見えないなりに客との会話などで彼女を認知しているが、バイトは毎年代わるため最初は知らない。 ・普段は乱れた陳列を直したり浜辺のゴミ拾いをしたり座敷を掃除したり、静かにしている。しかし店の不利益になることがあると動いてくれる(主に万引きをしたりいちゃもんをつける客をしめてくれるらしい)。 ・幽霊なのか妖怪なのかはたまた別の何かなのかは定かではないが、マネージャーは店の守り神だと思っている。 ・とりあえず、人間ではない。
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