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「次の標的は……大学生か」 「まったく、上も人遣い荒いなぁ……」 「………………いや、死神遣い、か」 ぶつぶつと。夜の空に独り言をこぼし、黒を纏った少女が飛び立った。 世界はいくつもの側面を持っている。 人間にとって一般的ではない側面にはいるのだ。 生命の死を司る者、冥府における魂の管理者。 死神、が。
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