第1章

13/25
前へ
/77ページ
次へ
気持ち良かったのか、遼一は鼻唄まじにりルンルン気分 私は洋服を着る事がいちばんの悲しかった 「当分会えないの?」 「今原稿の追い込みで大変なんだよなぁ、でも、綾音の事考えて時間作るから?」 「うん、待ってるね」 既婚者の男性とまさかの出会いでズルズル引きずる可哀想な彼女みたいな? 人目を気にする事でもない関係ではないのに 私は不器用な性格なんだよね もっと割りきる事が出来る性格なら、前向きな性格なら、悩んだりしなかった 遼一を好きになったのも私 私を愛してくれたのも遼一 それでいいじゃん それを何度も繰り返しながら、次遼一と会えるまでのワクワク感を楽しむ私だった
/77ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加