第1章

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ラブボには色々なカップルがいる 私達みたいに、結婚を考えているカップル 密やかに密会する不倫カップル お互い割りきるセフレなど。 お互いに自宅がある二人には今の愛を確認するのは、この色々な物語のラブボしかなかった 「遼一、今度はいつ会える?」 「なるべく早く仕事終わらせて時間作るよ」 今は仕方ないよね 遼一がお父さんに挨拶にきてくれるまでの辛抱だよね 私の心の中に納得させていた 「綾音近くまで送るよ」 ずーっと遼一の身体から離れなかった 二人でいれば時間の針は短く感じた 遼一は家の近くまで送ってくれるが、自宅までは入らなかった 「じゃあ、行くよ、またな?」 帰る遼一の後ろ姿になんだから、結婚出来るのかなぁ? 不安だった 私には遼一しかいなかった
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