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玄関の外灯はお父さんが私を待っている合図なのか?
「ただいまー」
お父さんは物静かなせいかくで、母親がなくなり、父親と娘の関係はあまり会話する存在出はなかった。
「おう、そうか、わかった、綾音」
それくらいのぎこちない会話だった
お父さんはお母さんが亡くなり、台所に立つ事も多くなった
「お父さん、これブリ大根?」
「あぁ・・・」
不器用なお父さんの口からでる言葉はそれくらいだった
「少し頂きまーす」
「母さんが先だ?」
お互いにお母さんの仏壇に煮物を供える事は、交代制であった
お料理など、できなかった、お父さん、もちろん私もお母さん任せだった
お母さんの仏壇には必ず二人は晩御飯の夕食のおかずを供える
「お前、付き合ってる男性いるのか?」
びっくりした
突然のお父さんの言葉に・・
「挨拶に来ないのか?何年付き合ってるんだ?」
激動の一歩手前だった
「彼の時間が出来れば、挨拶にくるって」
「そうか・・・」
二人の会話はそれで終了だった
夕食は静かに無言で
時計の時間ジャストになれば、ボーンと鳴る
二人仲良くしてね
お母さんのフォローの音だったのかも知れない
ボーン
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