第1章

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裕太が結婚を決めて口にしてくれなきゃ前に進めない。 同棲は親も反対する、必ずお父さんは激怒するだろう 結婚するならお父さん一人だから、裕太と相談して、なるべく私の実家よりに、話を進めたかった。 その肝心の裕太からのプロポーズはまだ私の耳には届いていない 「綾音・・行く?」 不倫でもない私達の愛を確認する場所は、ラブホだけだった 裕太の「行く?」 それはラブホ、もう付き合い初めて2年もたっているが、裕太は私の父親を知らない 挨拶もなく、この2年間、二人は付き合ってきた もうぞろぞろ挨拶くらいして欲しかった ふと「遊ばれているの?」 何度も疑問に思った事もある 私の女友達の話を聞けば 2年付き合って、結婚の話も出ないの」 そして必ず友達は口にする 「遊ばれてんじゃないの?」
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