第1章

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「うん、あのね?」 「どうしたの?」 美味しい食事は今のどうしたの? で消えてしまった。 普通男性からのプロポーズあっても可笑しくないはず 本当に私の事を真剣に考え、付き合っているのなら、そろそろ考えないとね、とか。 それが「どうしたの?」で片付けられる関係だったのか? 言えない、まだ言えない。 「飯も食ったしそろそろ行く?」 平然と同じ言葉を口にする裕太は本当に私との将来を前向きに考えてくれているのか? 不安だった 聞くことが・・・怖かった 二人が食べた食事の紙をそっと持ち、レジに向かう裕太 後ろ姿が2年前と変わらず、私にはかけがえのない存在であった この後二人は隠れ部屋に入り、愛情を肌で確認するしかなかった それしか・・・ なかった・・・
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