8人が本棚に入れています
本棚に追加
もしあのとき彼女の心の奥にあるモノに気付いていたら...
もしあのとき素直になって自分に正直になっていたら...
もしあのとき同じ苦しみを分かち合うことが出来ていたなら...
彼女をこんなに傷付けることはなかっただろう。
彼女をこんなに孤独にさせることはなかっただろう。
...俺はいつも、後悔ばかりなんだよ。
なぁ...神様。
もしいるのなら、俺の願いに応えてはくれないだろうか。
全てを投げ出してもいい。
全てを捨ててもいい。
権力や地位なんて、いらない。
だから、お願いだから、俺の願いを訊いてくれ。
俺の望むことは、たった一つ。
キミを、守りたい。
ただそれだけなのに。
俺はこの運命に逆らえはしないのだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!